発表します。
pics:97年5月、
ヒクソンvs高田が正式発表された時の週プロ表紙
(この後、8/15から10/11に開催日が延期されている)
***
1位:○桜庭和志vsホイラー・グレイシー×
2R 13:16 キムラ(見込み一本) PRIDE-8 99.11.12
※15分2R、判定なし
グレイシー狩りという話題性、キムラでの衝撃フィニッシュ、ヒクソンとの絡み・・・いろんな意味で戦前から興味を駆り立て、出来すぎるストーリーを演出した桜庭の存在感を示した、とても印象的だった一戦。ニュートン、ビクトー、ブラガと強豪を撃破し、勢いに乗って本願グレイシーに挑む。組ませず打撃で追い込む桜庭が、弱ったホイラーを最後はキムラに仕留める過程は、まるでプロレスラーの舞。「お兄さん、僕と勝負してください!」と訴える桜庭と、厳しい表情で会場から足早に去るヒクソンの対照的な表情は、今でも鮮明に記憶してます。
2位:○アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラvsマーク・コールマン×
1R 6:10 腕ひしぎ三角固め PRIDE-16 01.9.24
「柔術家がレスラーを極めた」という意味で象徴的な試合。当時は、体力とパワーに勝るレスラーがGround & PoundでMMA界を席巻し、柔術家は少し肩身の狭い存在だった。落ち目とはいえ、前年度GP優勝で復活を遂げたレスラー代表のコールマンを極めたノゲイラの台頭は、グレイシーとは違うMMA対応できる柔術家の誕生を意味したのでは?
3位:○ヒクソン・グレイシーvs高田延彦× ※初戦
1R 4:47 腕ひしぎ十字固め PRIDE-1 97.10.11
※5分12R
この一戦あってのPRIDE。神秘のベールに包まれたヒクソンと、プロレスの十字架を背負って登場する高田。今振り返っても、背負うものの大きさがケタ外れで、すさまじい緊張感が会場を支配してたのを覚えてます。あっけない幕切れに静まり返る東京ドームが印象的でした。自分はヒクソン勝利で大絶叫。MMAの現実とプロレスの虚構?を知らしめた一戦。
上位3つは、PRIDE初期~中期を象徴する
ヒクソン、桜庭、ノゲイラの試合をピックアップ。会場で
生観戦してたのが
PRIDE初期に集中するので、どうしてもその頃の試合が印象に残ってる感じです。実際生観戦してたのは、PRIDE-1、2、4、8・・・、以後はスポーツバーのPPV観戦中心で。
では、4位以降も。
4位:○ヒョードルvs藤田和之×
1R 4:17 スリーパーホールド PRIDE-26 03.6.8
あのノゲイラでも敵わなかった皇帝をたこ踊りさせた野獣。あのシーンで追い詰められず、テイクダウンしちゃったのもまた藤田らしい試合だったかな。よく見返すと、試合の大半はヒョードルが圧倒的に支配してたり。
5位:△ミルコvsシウバ△ ※初戦
5R終了 引き分け PRIDE-20
PRIDEvsK-1の構図もよかったし、シウバがよく特別ルールを受けたな、男だなと思わせた一戦。ミルコのハイ対策で、どんなにミドル打たれてもガード下げないシウバが腹真っ赤に蹴られながら立ち向かう勇姿が印象的。地鳴りのような大歓声も、過去最高のものだったのでは?
6位:○ノゲイラvsミルコ×
2R 1:45 腕ひしぎ十字固め PRIDE-GP 2003 決勝戦 03.11.9
当時、昇り竜だったミルコの通過点みたいに組まれた一戦。不遇なノゲイラが、起死回生の大逆転腕十字を極めた感動はすごかった。シウバvs吉田で会場が暖まってたのもまた良かったのかな。
7位:○シウバvsランペイジ× ※第2戦
2R 3:26 KO(スタンドでの膝蹴り) PRIDE-28 04.10.31
ランペイジが膝でKOされ、大流血した顔面がロープ際に持たれかかるシーンに驚愕。ランペイジ死んだのかと思う凄惨さで、返り討ちにしたシウバの強さも改めて実感。最強の挑戦者を退けたことで、絶対王者の称号がしっくりくるように。
8位:○ヒョードルvsランデルマン×
1R 1:33 チキンウィングアームロック PRIDE-GP 2004 2ndROUND 04.6.20
あの危険度高いバックドロップはヤバイ。それを喰らって平然としてる不死身のヒョードルにも唖然。この年のヒョードルは、コールマン、ランデルマン相手に受けて立ち、小川、ノゲイラ相手に横綱相撲を展開するなど、引き出しの多さを見せつけてた。
9位:○ソクジュvsホジェリオ×
1R 0:23 KO(左フック) PRIDE-33 07・2・24
シウバの次期挑戦者と噂されてたホジェリオを、一撃KOしたソクジュ。当初色物と思われてたものの、その実力は本物(っぽい)。ホジェリオはアマチュアBOXでブラジルを制覇したばかりだっただけに、余計にインパクト大きかったかな。PRIDE終焉の時期がずれてたら、PRIDE発掘の新世代スターになれてたかも。
10位:○吉田秀彦vs田村潔司×
1R 5:06 袖車絞め PRIDE-GP 2003 開幕戦 03.8.10
「Uでしたっけ?」と能天気に煽る吉田。柔道vsUWFの煽りが予想以上に面白く、田村の善戦で吉田がダウン奪われたり、日本人対決で意地のぶつかり合いが見れたかな。
PRIDE
裏ベスト10も、次お楽しみに☆