ここ最近の結果をまとめて。
*****
まず、ビッグマッチを3つほど。
11・3 ジョー・カルザゲvsミッケル・ケスラー@カーディフ
S・ミドル級3団体王座統一戦
全勝対決の3団体統一戦は、老獪なカルザゲが判定で勝利。3Rからカルザゲのジャブが効き出し、8Rにはボディでケスラーをダウン寸前に追い込むも、カルザゲの後頭部攻撃(おそらくオープンブロー)に警告。9,10Rケスラーが前に出るも、カルザゲはインファイトで応戦。ケスラーが左目を腫らし、鼻血も滴り、カルザゲのスピードに翻弄される。12Rカルザゲがケスラーの追撃を交わし判定へ。ジャブ、コンビネーション、手数で勝ったカルザゲが、4~6ポイント差をつけ勝利。
Gallery(ケスラーHPより)
Calzaghe v Kessler photos
Calzaghe-Kessler Postfight Presser!
Awesome Calzaghe defeats Kessler
SUPERB CALZAGHE THE NO 1
11・3 ファン・M・マルケスvsリカルド・ファレス@ベガス
WBC S・フェザー級王座戦
マルケスが手数で圧倒し、大差をつけて判定勝ち。次マルケスとの対戦が噂されるパッキャオは「マルケスはスピードもパワーもない」との感想。パッキャオ自身、咳がひどく体調悪いみたい。
Juan Manuel Marquez vs. Rocky Juarez
Pacman: Marquez unimpressive
11・10 ミゲール・コットvsシェーン・モズリー@NY MSG
WBAウェルター級王座戦
序盤をスピードと手数でモズリーが制するも、中盤はコットが支配。9、10Rモズリーが挽回するも、終盤コットが手堅く攻めて判定へ。2~3ポイント差でコット勝利。両者決め手に欠けた印象。
Miguel Cotto vs. Shane Mosley
Cotto back in Puerto Rico!
*****
次は、IBFヘビー級王者クリチコへの挑戦権を賭けた4名によるトーナメント。勝ち上がった両者が来年対戦し、勝者1名がクリチコに挑戦できる。
10・27 アレクサンドル・ポベトキンvsクリス・バード@ドイツ
IBFヘビー級王座 次期挑戦権決定トーナメント(1)
新鋭ポベトキンが11RTKO(タオル投入)でバードに圧勝。ポベトキンはアテネ五輪金メダリストで、戦績は14戦全勝。
Fotogalerie Povetkin
ポベトキン バードを降してIBFヘビー級指名挑戦者決定戦へ
Alex Povetkin beats Chris Byrd
11・2 カルビン・ブロックvsEddie Chambers
IBFヘビー級王座 次期挑戦権決定トーナメント(2)
無敗チェンバースがブロックを僅差判定2-1で破り、30戦全勝をキープ。判定は3者とも2ポイント差。来年ポベトキンと闘い、クリチコ弟のIBF王座戦を争う。
Chambers Eliminates Brock
Chambers, Lopez Win
*****
その他、注目の試合もピックアップ。
10・30 エジソン・ミランダvsHenry Porras@フロリダ
S・ミドル級
5RTKOでミランダが復帰戦飾る。ミドル級から1階級あげ、減量苦から開放され力強さが戻ってきたとか。
Miranda wins: 5th round KO over Porras
11・9 カール・フローチvs Robin Reid@英国
BBBofC S・ミドル級王座戦
フローチが5R終了後RTDで勝利。22戦全勝。同じ英国人のカルザゲとの対戦を改めて熱望。階級も問わないとか。
Froch brushes off Reid challenge
11・10 ホエル・カサマヨルvs Jose Armando Santa Cruz
WBCライト級王座戦
カサマヨルが疑惑の判定勝ち。帝拳HPによると、初回ダウンを奪ったサンタクルスが終始攻勢をとるも、2-1(3者とも1ポイント差)でカサマヨルに凱歌。試合後、WBCが異例の再戦指令を出す模様とか。
Joel Casamayor W 12 (spl) Jose A. Santa Cruz
11・10 アントニオ・マルガリートvs Golden Johnson
ウェルター級
マルガリートが鮮烈な1RKO勝ち。3度のダウンを奪う完勝。これは強い。次はコット、もしくはシントロンvsウィリアムズの勝者とか。
Margarito angling toward another shot at welterweight title
11・10 ジャン・モルメックvs David Haye@フランス
WBA・WBCクルーザー級王座戦
新鋭ヘイが王者モルメックを7RKO。4Rにダウン奪われるも逆転勝ち。20勝1敗、KO率9割を誇る強打の新鋭が2団体ベルトを獲得。
Haye stuns Mormeck to win titles
11・13 ハビエル・カスティリェホvsマリアーノ・カレラ(再戦)@ドイツ
ミドル級
カスティリェホが因縁のカレラに6RTKOでリベンジ。前回は終盤まで互角ながら、11Rに早すぎるストップでカレラに敗北。だが試合後、カレラがステロイド失格でNCに。因縁の試合に勝利したカスティリェホは次シュトゥルムとのラバーマッチ(第3戦)か?
Castillejo KOs Carrera in thriller!